先日、株式会社インテージより、「生成AIの利用実態に関する複合的調査」の結果が公表されました。
この調査では、ビジネスシーンと学生の利用率などを比較したものですが、ここではビジネスシーンにおける活用にフィーチャーして、活用目的や導入企業率などの概要をお伝えします。
生成AIの活用目的
生成AI利用者(ビジネスパーソン以外や業務外利用も含む)に対する「使用目的」の設問では、「文章の作成・改善」「情報収集のサポート」「翻訳」「文章の要約」の4項目での活用が特に多くなっています。また、ほとんどの項目に対して、学生の利用割合の方が高いことが伺えます。

生成AIの企業への導入状況
「自身の企業・組織」、「部署」、「業務」においての生成AI利用率を測った設問となりますが、約82%の企業が生成AIを導入できていない、かつ約60%が導入予定がないと回答しています。
また、その差はわずかながらも、「会社・組織全体」「所属部署」「個人の業務」の順に導入の進行度が高いことから、個人による利用不急ではなく、組織全体からの働きかけによって導入が進んでいるのではないかと推測できます。

従業員規模、職位別の生成AI導入状況
生成AIを導入しているビジネスパーソンに対し「あなたの業務が今後どれだけ生成AIに置き換えられると思うか」をたずねた設問になりますが、大企業ほど利用率が高いことが見て取れます。
さらに、役員・経営層ほど利用・検討率が高く、職位が低くなるほど利用・検討率が低下しています。

まとめ
これらの結果を踏まえ、生成AI利用による業務効率化が具体的になった来たこと、この調査が直近で行われたことを考えると、企業への生成AI導入提案は今後需要を増していくものと考えられます。さらに、中小企業ではまだ導入されていない企業が多いと推察されるため、早いうちから提案活動を行うことで、先行者利益を得ることができるものと考えられます。
ぜひ、お客様への積極的なご提案をお願います。
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